熟練者に至る行動規範を手に入れる
成長するために何をしたらよいのか、何に気をつけたらよいのか。不安を抱えているなら、一度目を通しておくと良いかもしれません。
アプレンティスシップ・パターン ―徒弟制度に学ぶ熟練技術者の技と心得 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Dave H. Hoover,Adewale Oshineye,柴田芳樹
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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自分は文章の難解さに熟読をあきらめましたが、パターンカタログとして辞書的な付き合いをしていこうと考えています。定期的にリストを確認し、そのときの自身の状況に合わせてパターンを適用(優先度の調整含め)していくつもりです。
また、何をしたらいいかわかっていなそうな人に読ませるのも良いかと思います。もしくは、教育者として何をしたらよいか(どの様に導いたらよいか)わからない場合に、自分が読んでおくのもありでしょう。
注意点を挙げるとすれば、意欲の低い人に買い与えたとしても、おそらく読み終えることはないだろうという事でしょうか。これは、あくまで個人的な感想レベルの話ですが、本書は読み手に理解を強いる度合いが大きいように思います。簡単に言えば、自分にとっては難解すぎてまともに読み切る気力がわかなかったということです。先述の通り、全体像だけ大まかに把握しておいて、時間をかけて長期的につきあっていく事にして対応はしましたが…。
最後が愚痴になってしまいましたが、「熟練者に至る行動規範がパターン化された」事には大きな価値があると思うので、そういう話に興味がある人は手に取ってみると良いかと思います。